南方熊楠英文資料の総合的研究
A comprehensive Study of the English Texts by Minakata Kumagusu
2023~2024年度
研究代表者
松居 竜五(国際学部・教授)
共同研究者
志村 真幸(慶應義塾大学・非常勤講師)
研究種別
共同研究
概要
本研究では、博物学者・民俗学者として知られる南方熊楠(みなかた・くまぐす、1867-1941)の残した英文資料の総合的な研究を進める。熊楠の英文での論考は400篇近くに及ぶが、本研究の代表の松居と共同研究者の志村は、集英社から『南方熊楠英文論考〔ネイチャー〕誌篇』(2005)および『南方熊楠英文論考〔ノーツ・アンド・クエリーズ〕篇』(2014)の刊行を主導するなど、これまで研究を進めてきた。しかし熊楠の英文資料は刊行された論文に留まらず、未刊行草稿、ノート、日記、書簡・来簡、その他関連文書などのかたちで残されたものも多い。今回の研究では、こうしたさまざまな英文資料を有機的に結びつけながら、熊楠の思想の中で持つ意味について明らかにしていきたいと考えている。