Research Institute for International Society and Culture

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東アジアにおける南南および南北国際移動
~フィリピン生まれ英語教師の
日本・タイ・ベトナム・ミャンマの事例より
理論構築に向けて~

South-South and South-North International Labor Migration in East Asia:The case of Philippine-born English Teachers in Japan,Thailand,Vietnam and Myanmar
2020~2022年度

研究代表者

カルロス マリア(国際学部・教授)

共同研究者

サラウサド、メアリ・ローズ・A.(アジア工科大学院・研究支援コアディネーター)

区分

共同研究

概要

国連(2017)の発表によると、発展途上国から途上国へ、いわゆる南・南移動(South-South Migration, 以下SSM)は世界全体の国際移動の約37%を占めていおり、また、今後、先進国の受け入れ管理・規制のさらなる強化や発展途上国間の所得格差の拡大等の理由でさらに増えると予想される。これらを踏まえて、本研究では、東南アジア3カ国(タイ、ベトナム、ミャンマー)と日本で働いているフィリピン人英語教師(以下フィリピン人教師)の移動に関する実証研究を行い、SSM型移動の理論構築と受け入れ国への政策提言を試みる。具体的には、まず、タイ、ベトナム、ミャンマー(SSM型移動)におけるフィリピン人教師の受け入れ政策と実態およびこれらの課題を整理し、フィリピン人教師の移動行動をアンケート調査やインタビューによって明らかにし分析する。さらに、日本におけるフィリピン人英語教師(ALT)の事例を南北型移動の例として取り上げ、フィリピン人教師におけるSSM型移動とSNM型移動それぞれの特徴を把握する。最後に、フィリピン人看護師のSNM型移動や多段階的国際移動に関する先行事例をも参考しながら彼らの就労先選択や移動プロセスに関する理論の構築を試み、対象受け入れ国の外国人労働者、とりわけ熟練労働者、外国人教師受け入れ政策の提言に繋げたい。