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国際社会文化研究所シンポジウム「多文化共生から多文化統合へ-西欧における移民統合と日本の可能性-」開催報告

2024.02.07

 2024年1月16日(火)、龍谷大学 国際社会文化研究所では、シンポジウム「多文化共生から多文化統合へ-西欧における移民統合と日本の可能性-」を深草キャンパスで開催しました。

 本シンポジウムでは、第二次世界大戦、1989年東西冷戦の終結を経て加速していった国境を越える人の移動に伴う世界の移民受け入れ諸国による移民・外国人の統合を踏まえ、日本が今後も増加し続ける移民・外国人をいかにして統合すればよいか、議論を行いました。

 まず、基調講演として樽本 英樹 氏(早稲田大学文学学術院・教授)が「多文化共生から多文化統合へ-西欧における移民統合と日本の可能性」と題し、基調講演を行いました。

樽本 英樹 氏(早稲田大学文学学術院・教授)

 続いて、キム ヴィクトリヤ 氏(立命館大学・准教授)から、日本における旧ソ連出身の女性たちの社会統合の現状と課題について報告いただきました。

キム ヴィクトリヤ 氏(立命館大学・准教授)

 さらに、原 めぐみ 氏(和歌山工業高等専門学校・准教授)から、ご自身も実行委員長も務めているNPOミナミ子ども教室の活動や外国にルーツを持つ子供たちの教育の課題について紹介いただきました。

原 めぐみ 氏(和歌山工業高等専門学校・准教授)

 最後に、講演者3名と本学国際学部 准教授 デブナール ミロシュによるパネルディスカッションを行い、多文化共生社会の実現について理解を深めました。

左から樽本氏、原氏、キム氏、デブナール ミロシュ(本学国際学部 准教授)