複合危機と公共社会学の課題
Polycrisis and the Challenges of Public Sociology
2024~2025年度
研究代表者
清家 竜介(社会学部・准教授)
共同研究者
田中 明彦(社会学部・教授)
舟橋 健太(社会学部・准教授)
築地 達郎(社会学部・准教授)
椿原 敦子(社会学部・准教授)
研究種別
共同研究
概要
本研究は、現代文明の持続可能性の危機にかかわる現代の「複合危機(polycrisis)」を対象とする具体的研究を通じて、国際学術界で提唱されている「公共社会学(public sociology)」の実現に寄与するとともに、その研究・教育の国内・国外における拠点形成を目的とする。
公共社会学は、多領域にまたがる複合的問題に対処できなくなった現状の専門分化が進んだ社会学を、異分野の研究者の協力や市民との対話にもとづく学際的かつ実践的な社会学へと再構築・再生することを理念として、21世紀初頭より提唱されている新たな学術領域である。
本研究は、これまでの公共社会学をめぐる理念的・理論的研究の成果を踏まえつつ、その具体的な展開に向けた方法論を探求するとともに、学内の学際的な共同研究をつうじて、今後の研究・教育・市民貢献のための拠点形成を図るものである。