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Research Institute for International Society and Culture

国際社会文化研究所

2020.10.15

【開催報告10/9】研究講演会 「キリスト教とイスラームにおけるイエス―課題の確認と和解の鍵」 を開催

本研究所の指定研究プロジェクト(代表:国際学部・教授・佐野東生)では、2020年10月9日(金)、「キリスト教とイスラームにおけるイエス―課題の確認と和解の鍵」と題した公開研究講演会をオンラインにて開催しました。(参加者約30名)

本研究講演会では、鳥巣義文・南山大学前学長(南山大学名誉教授)(専門:キリスト教神学)を講師としてお招きし、キリスト教からみたイスラームの聖典クルアーンに見られるイエス・キリスト像についての紹介と評価をめぐって講演いただきました。

講演では、クルアーンに見られるイエス像が、一般的イメージと異なり神の「霊」に発し死者を蘇らせる奇跡をなし、いわゆる「十字架上の死」を否定しながらも神の元に「引き上げられた」とされるなど、諸預言者の中でも別格の存在であることが指摘されました。クルアーンにおいて、イエスの神性を一応否定しつつもイエスを別格に扱っていることを示し、イスラームとキリスト教の対話のきっかけとなる可能性が示唆されました。

その後のコメンテーター(袴田共同研究員と久松兼任研究員)のコメント、質疑応答でも対話の可能性について活発な議論がなされました。

 

鳥巣義文 氏(南山大学名誉教授・前学長)

佐野東生(研究代表者/国際学部 教授)

久松英二(兼任研究員/国際学部 教授)

袴田玲 氏(共同研究員/岡山大学大学院・社会文化科学研究科 助教)